花粉症
花粉症について
スギ花粉症の治療について～
スギ花粉は２月上旬くらいから飛び始めて３月にピークをむかえます。花粉症はスギ花粉に対して体の免疫反応が過剰に起こることで生じる病気です。水様性の鼻水や目のかゆみ、くしゃみなどが生じます。体から花粉を排出しようとして起こる体の反応です。花粉症で悩む人は年々増えており、これは戦後に植林されたスギの木が大きく育ち、花粉の飛散量が以前よりも多いことに原因があるようです。花粉は暖かい日や風が強い日、空気が乾燥している日、雨が上がったあとに飛散量が増えます。治療は飲み薬、点鼻液、目薬などがあります。
最近スギ花粉の根本的治療として舌下免疫療法というのがあります。原因のスギ抗原エキスを少しずつ（微量）身体に入れることによってアレルギー反応をやわらげていきます。アレルギーそのものを治す、あるいは長期間抑えることができます。初めて行う人はスギ花粉の飛散が終わった６月頃より治療を開始し約３年間継続します。重篤な副作用はほとんどありませんが舌のしびれ感、腫れ、痒みなどがおこることがあります。
当院でも治療可能です。５歳以上の子供さんと大人で行っています。保険診療の適応があり３割負担の方でお薬代が1300円/1か月くらいです。今後、高校や大学受験、大切なイベントをひかえておられる方で毎年の花粉症にお悩みの方は対策されるとよいです。当院皮膚科、小児科のどちらでもできます。詳しく知りたい方にはDVDの貸し出しを行っています。
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